ベトナム|ハノイからハロン湾クルーズへ格安バスで向かってみた

ベトナム・ハノイ旅行の定番と言えば世界遺産ハロン湾へのクルーズ。クルーズはリッチに楽しむつもりですが、出発する港まで1人30ドル、夫婦で60ドルの支払いが無駄に感じたので、自力で港へ向かうことに。

ハノイに着いてからホテルの人に相談し、無事自力で行くことができたので、その方法をご紹介します!

途上国を長距離バスで旅をするのは、ドキドキする経験も多いので、現地の人に近い体験をしたい方におすすめしたい方法です。

地元に詳しい身近な現地人はホテルの受付

ネットで調べてもなかなか出てこないローカルな情報を仕入れるときは、ホテルの受付が一番安全だと思っています。

もちろんホテルのレベルにもよりますが、途上国では4つ星以上に宿泊するので、ホテルの受付の方が親切に教えてくれることが多いです。

今回もハロン湾までの行き方は、ハノイについてから考えるつもりだったので、現地のホテルの受付の人に相談することにしました。

バスはスマホで簡単予約

ハロン湾クルーズの港は2つあって、私はハイフォンからの出発でした。ホテルの受付の人に相談すると、ハイフォンへ向かうには、バスを予約すれば良いとのこと。以下のサイトを教えてもらいました。

実際に利用したベトナム長距離バス予約サイト:vexere.com

ベトナム語だけではなく、英語サイトもあって、予約は簡単です。乗車前日でしたが問題なしでした!座席はガラガラで空いてます。

サイト内で、駅を選んで、席を選択して、クレジットカードで支払いするだけ。正直ローカルなバスをネットで予約する、かつ、事前に支払うなんて不安でしたが、手段を選んでいる時間がなかったこともあり、やってみました。

具体的な手順は以下の通り。要求される情報も少なく、結構簡単です。

  1. from「Hanoi」to「Haiphong」(ハノイからハイフォン)を入力
  2. 利用したい日付を選択
  3. ハイフォンまで行けるバスと金額がたくさん出てきます。
  4. 「Journey」をクリックして、行程を確認。私はHai Auのバスを選択しました。
  5. 行程には住所が書いているので、待ち合わせ場所に近いバス停まで行くかを確認し、「view seats」をクリック。
  6. 座席を選びます。2つ予約したければ2つ押せばOKです。飛行機の座席選択と同じです。
  7. 出発駅と到着駅を選択し、個人情報(名前、電話番号、メールアドレス)を入力します。なお、ベトナムの電話番号を要求してきますが数字の数だけ合わせて、例の通りに適当に入力します。注釈に、ベトナム電話番号のない外国人は、出発の1時間前までにメールを確認してほしいと記載されているので、電話は不要ですが、入力しないと進めません。IDは入力不要です。「Continue」をクリックします。
  8. 支払いの画面になるので、クレジットカードなどで支払いましょう。時間をかけるとタイムアウトになるので注意。
  9. 予約完了!メールにもバウチャーが届きますので、確認しましょう。

ホテルからタクシーでバス停へ

タクシーはホテルの受付で用意してもらい、事前に値段交渉もお願いしました。途上国のタクシーは値段交渉とぼったくりがツラいので、タクシーが苦手なのですが、ホテルに頼めばその辺も安心です。

やや遠い場所にあるバス停でしたが、快適、かつ正しい価格(400円)でバス停まで到着しました。

二重支払い要求・・・!?

メールのバウチャーに「バス停には30分前には駅に来るように」とあったので、しっかり30分前に到着。

バウチャーでそのままバスに乗り込めるのかわからず、予約したバス会社、Hai Auのticket officeへ。カウンターでスマホを見せると、予約はされているようでしたが、お金を支払うように言われました。

騙されたのかと思い、焦ってスマホの領収書画面を見せて、「オンライン」と言ったら、支払い済みであることを理解してくれました。騙されていなくてよかったです。

ベトナムは現金の流通が多く、非現金決済が主流ではなかったので、ネットで払っていることが珍しかったのかもしれません。

本来であれば30分バスを待つところでしたが、今から出るバスに乗れるよ~ってことで、本来乗るべきバスよりも、30分早いバスに乗せてくれました。

チケットオフィスでレシートのようなチケットをもらって、30分早めのバスに乗車。柔軟な対応が途上国らしくてほっこりします。

どこで降りるのかわからない

ほっこりしたのは束の間、乗車したバスが本当に自分たちの目的地に向かうのか、かなり不安で、何度も確認し、疑いつつも乗車。

直通バスではないので、バス停はいくつかあるみたいで、降り損ねたらゲームオーバー。

バスの運転手さんに、この駅で降りたい(たぶん英語は通じていない)と、チケットの駅名を指さして、アピールして乗車。バスの中は比較的綺麗でした。普通の長距離バスという感じ。外国人は私たち夫婦だけで、基本的には現地の人が使うバスのようです。

バスに揺られて1時間半。大きめのバス停らしいところに到着。

全員降りないので、降りたら良いかもわからず困惑しました。バスの運転手さんにも確認しつつ、オフラインでも使えるGPSのGoogleマップ上で、どうやらハイフォンには着いていたので降りることにしました。

タクシーで結局ぼったくられる

ハイフォンから港まではまたタクシーです。

バスを降りるときに群がってきたタクシー運転手は怖いので無視して、バス停にいるタクシーを捕まえてフェリー乗り場へ向かいました。でも結局ぼったくられましたね。40分1500円でした。

乗り場の場所は、クルーズを予約した時に教えてもらったので、それを運転手さんに見せるだけで大丈夫でした。クルーズ予約時のメールに、「タクシーに乗ったら、運転手に電話させて」とあったので頼んだら、当然のように電話してくれました。電話代の請求などはない様子。

電話が必要な理由は、乗り場に門があってそれを開けてもらうためでした。まっすぐの道をただひたすら走って、ついにフェリー乗り場に到着。

バスを無駄に早めてもらったこともあって、すっごく早めに着いたのですが、wifi環境のなか、クルーズまでのんびりできたので、良かったです。

振り返ってみると

冒険としては楽しいアドベンチャーではありましたが、結局クルーズ会社にお願いしたのと変わらない金額になってしまいました・・・。

労力(心労含む)と時間のロスを考えると、往復お迎えを60ドルなら頼んでしまった方が良さそうですが、興味のある方はぜひお試しください。 

ハノイからハイフォンまでバスで行くのにかかった金額

ハノイからクルーズ出発地であるハイフォンの港までにかかった金額は、日本円に換算すると2人で片道約2800円でした。最後のタクシーでぼったくられなければ、格安で行けたのかもしれません。

  • タクシー
    • ホテルからバスステーション 80,000VND(約400円)
  • バス
    • ハノイGiam LamからハイフォンCau rao
    • 95,000VND*2人分(約460円×2)
  • タクシー
    • cau rao からben pha got (フェリーのりば)
    • 40分 300,000VND(約1500円)

※この記事は2017年12月当時の内容です。

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