DINKSが語る、選択子なしとして生きるために彼氏や親の理解をどう得るのか?

DINKとは、子なし共働き夫婦の人生を選択したカップルのことをいいます。

DINKSとして生きることを選ぶのは本人です。でも結婚となると、DINKSとして生きることに親の理解を得たいと思う方も多いです。しかし、DINKSという生き方は理解が得にくいです。

私がDINKSとして生きるために、彼氏や両親からの理解を得たときのことをご紹介します。

付き合う前からジャブを打つ

私はDINKS希望である前に、20代前半でありながら、子どもが産めない身体でした。さらに、子どもが苦手なのでほしくもなかったです。自分は産むこともできないので、可愛いと思えるようになる必要さえありませんでした。むしろ、かわいいと思ったら自分の人生に不利になってしまいます。

「子どもが産めない」だけ伝えると、養子の話をされることがあります。「不妊治療をすれば何とかなるかも」と言われたこともあります。そのため、子どもは産めないし、好きではないのでほしくもない、と明確に意思表示することを心がけていました。

子どもが産めないから別れたというのは印象が悪い。それを理由に振るのはかわいそう。そう思われるリスクを避けるため、必ず付き合う前に子どものいない人生考えていることを伝えるようにしてきました。

先に伝えれば、自分が何で付き合えなかったのかもわかりません。価値観が合わなかったのか、性格が合わなかったのか、子どもが産めないのが嫌だったのか。自分が傷つくことも避けられるのです。

DINKSのことを調べているときに、妻がDINKS希望だったことを結婚前に言ってほしかった(それなら結婚しなかった)というコメントがありました。DINKS希望だったけど、夫にどうしても子どもが欲しいと言われて産んだけど後悔している、というコメントもあります。

子どもが欲しいかどうかは、ほしい人にとっては「当たりまえ」のことすぎて、確認するにも至らない情報です。特に女性なら子どもが好きで当然と思われます。子どもがいらない意思表示を、出会いの序盤で、明確にしておくことは重要なのです。

付き合う前のデートで笑いながら

私の場合は、付き合う前のデート中に、友人の恋愛話に織り交ぜ、笑いながら子どもが産めないことを告白。でも子ども好きでもなかったんで、まあいいんですけどね。と、続けました。強がりにも聞こえなくもないですね。

彼から返ってきた言葉は「前の彼女も同じだった」とのこと。

結婚するつもりで、できなかった彼女がいたのは知っていました。その彼女も子どもがいらないタイプだったようです。彼はその彼女と結婚するつもりだったので、子どものいない人生を考え済みだったのです。

滅多にないラッキーなパターンでした。元カノありがとう。今ではそんな元カノは子どもを産んでいるので、人生何があるかはわからないですね。そして子どもの好きな夫は、私と結婚したため子どもはできません。

両親への説明を急いだ

私は子どもが好きではありませんが、身体的に産めないことに負い目がありました。夫は長男です。古い家なら結婚を断固反対されるでしょう。結婚できないのに長く付き合う意味はないと思っていました。お互いの時間を無駄にはしたくありませんでした。

そのため、両親には早めにご挨拶して、子どもが産めないことは彼から、私がいないときに伝えてもらいました。私がいない時にしたのは、本音が言いやすいと思ったからです。

結果としては、2人がいいなら好きにしなさいとのこと。

それから子どもの話をされたことは、結婚する前も、結婚してからも1度もありません。ご両親の懐の深さに感謝です。

もし拒絶されていたら?とても傷ついたと思います。でも、その時は諦めようと思っていました。

大切なことは正直に話すこと、それより大切なことは、変な期待を持たせないことです。ちょっとでも可能性を見せると、そのすきをついて提案されがちです。養子は?不妊治療は?そういった余計な一言は、自分も相手も傷つけます。

子どもがいらないDINKS希望の方は、心変わりの可能性は絶対にないことを伝えたほうが良いと思います。

子どもが好きな夫とDINKSになること

夫は子どもが嫌いではありませんでした。むしろ子どもの相手をするのも得意で、きっと子どもがいたら良いパパになったでしょう。人として幼稚な部分も、親になったら治ったのかもしれません。

正直、自分と結婚してよかったのだろうと思うことは多々あります。

特に子どもと楽しそうに遊んでいるときは、そう思います。

でも、彼は私が子どもを産めないと知りながら告白し、プロポーズして、結婚したのです。それは彼の選択でもありました。私はその選択を信じて、彼を信じて生きるしかないと思っています。

子どもが好きな夫の考えを変えていく

夫に子どもが欲しかったなぁと、もやもやしながら生きてほしくありません。それは私にとっても嫌なことです。そのため、子どもがいないほうが如何に良いのか、自分たちに言い聞かせるかのように話すことがあります。

子どもがいないほうが自分の成長に時間が使えます。子どもがいないほうが静かに豊かな暮らしができます。子どもがいないほうが自由な生活が手に入ります。

だから、「子どもなんて、いなくてよかった!」とよく話しています。

どこまでが本気でしょう?どこまでが言い聞かせなのでしょう?自分の気持ちもわからないこともあります。でも、日々の刷り込みは大切ですね。毎日刷り込むことで、自分も、相手も、本当にそう思える日は近づきます。

子どもが産めない人もDINKSと言いたい

子どもが好きじゃない私でさえ、子どもが産めないとなると、感傷的な気持ちになったのです。子どもが好きで、子どもが産めない人は、どれほどつらいのでしょうか。子どもが産めなくて子どもが欲しい人はDINKSではないと言うのが一般論だったりします。

子どもが好きではなくて産めない私は、自分でDINKSを選択したとも、不可抗力だったとも言えます。

また、子どもが産めなくて子どもが欲しかった人も、養子は持たないと決めたからこそ、子なし夫婦でいるのです。それは、どこに該当するのか迷うことがあります。

もし産めたらどうするかな?と時々考えます。でも、産めないので考えるだけ無駄です。不妊治療で時間もお金も、そして心も消耗する前に、DINKSとして生きるのも楽しいはず!

幸い私は子どもをかわいいと思える神経を持ち合わせていなくてよかった!そう思いながら、これからもDINKSとして楽しく暮らしたいと思います。

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