転職の有休消化期間は留学がおすすめ!2週間でもできるプチ留学のすすめ

最近はキャリア志向の高まりから、若い方でも転職する人が多くなりました。転職すると迷うのが、転職の合間に何をしよう?ということです。

私は20代で2回転職をしている人事担当者です。経験者採用の面接をしていると「入社までに学んでおくべきことは何ですか?」とよく聞かれます。その答えは、ポジションごとに違うのですが、私個人がおすすめしたいのは、留学です。もし、留学したことのない人は、転職の合間という貴重な時間を活用してプチ留学をしてみてください!

私自身、2回目の転職の有休消化期間は2週間という短い期間ですが留学しました。留学まで期間がなくても大丈夫。私は出国の9日前に語学学校の申し込みや宿・飛行機の手配を始めています。

たったそれだけの期間で何が得られるの?でも何か得られるなら興味がある。そんな人にぜひ読んでいただきたいです。

私が有休消化期間に留学した理由

私が転職の間の有休で留学を選んだ理由は以下のとおりです。

  • 1人で海外旅行をしてもつまらないことを知っていた
  • 短期間で外国人の友人を作って今後の人生の糧にしたかった
  • 英語力に不安があった
  • 短期留学してみたかった
  • 今後の人生の話のネタになると思った

長期の1人旅は飽きる

留学より海外旅行の方がいいでしょ!と思った人もいるでしょう。1人旅でも長期の海外旅行は憧れですよね。でも、1人で1か月、海外旅行してみてください。正直、飽きます。

私は学生時代に1か月程度ヨーロッパ旅行をしたことがあります。途中で友人と一緒に回る期間もありましたが、有名な町や景色を見ても、「なんかどっかで見たことある・・・」という気持ちになり始めて、飽きてしまいました。後半は自分の計画をこなすようなことになっていた気もします。

この話を聞いて、「いや、俺は楽しめるから!」と豪語して1か月のヨーロッパ旅行に行った友人がいましたが、帰国後に聞くと「やっぱり飽きたわ」と言っていました。世界一周とかだと、気候も文化も風景も宗教も違うので面白いかもしれませんが、ヨーロッパとなるとなおさらかもしれません。

短期留学の最大の魅力は外国人の友人を作れること

留学と海外旅行の違いは、良い友人が作れるという点です。海外旅行でも友達は作れます。私もホステルに泊まって、そこで出会った人と一緒に観光地を回るというのは日本人でも外国人でもしたことがあります。それはそれで、面白いですが、一緒に過ごす時間が短く、私のコミュ力の問題かもしれませんが、旅先での出会いは「仲良くなる」というより友達になる程度でした。

一方、留学は一つ屋根の下で毎日顔を合わせる外国人がいます。かつ、同じ英語習得という目的を持ち、異文化にも興味がある確率も高いので、良い友達になれる確率が高いです。

実際、私が2週間マルタで留学したときは、クラスメイトやその友人と仲良くなりました。ドイツ・ブラジル・トルコ・コロンビアの出身の友人たちとは今でも連絡を取り合っています。

英語力に不安があった

私の3社目の転職先は、グローバル企業。英ji語を使う仕事ではなく、人事業務でしたが、グローバル企業なので外国人社員の対応や海外拠点の現地社員の対応などもあるかもしれません。また、私のTOEICの点数は900点直前と比較的高かったことから、当然の英語力を期待されているかもしれません。

しかし、英語が話せない。ビジネスで英語を使った経験がありません。短い期間で英語が身につくわけはないと思いつつ、何か得られるものがあればと留学しようかなと思い始めました。

短期留学したかった

私は学生時代に2回留学していました。カナダとドイツです。もはや留学が趣味のようなところもあり、英語が学習できる土地で行ったことのない国を試してみたかった気持ちもありました。

また、2か月~半年と留学経験が長期とは言わずともある程度長かったので、「たった1か月や数週間の留学プログラムって何か意味あるの?」と思っており、それを実体験したいというのもあります。

プチ留学でマルタを選んだ理由

前述のとおり、私が留学した大きな目的は友達をつくる、その次に英語力をあげる、という優先順位でした。本気の本気で英語力向上がメインなら、自宅でオンライン英会話をやり続けたと思います。または、せめて、フィリピンのセブ島を選んだでしょう。

私がマルタにした理由は、比較的安価で欧州が近いので様々な国の人と出会える確率が上がることです。フィリピンも安価ですが、出会える人が日本人か韓国人になるイメージです。それのイメージが本当かも、いつか試してみたいです。

正直、マルタには遊びで留学に来る欧州周辺の国々の人が多いらしく、本気の留学には不向きとの口コミが多くありました。特に夏はバカンスが多いそうです。実際行った感じだと、冬だったのもあって、バカンスというよりちゃんと本気で目的をもって学ぶ人ばかりだったと思っています。

プチ留学のメリット

実際に2週間だけのマルタ留学をとおして、私が感じたメリットは以下のとおり。

  • 外国人の友達ができる
  • 日本人にも友達ができる
  • 観光地をしっかりゆっくり回れて楽しい
  • 観光地以外も街をうろうろしてお気に入りのカフェを見つけたり楽しい
  • 友達ができるので飽きない

外国人の友達についてはこれまでに書いたとおりです。それだけでなく、日本人の知り合いもできました。社会人になってから大学生と知り合う機会はなかったので、新鮮でした。でも、大人になると「大学生は、大学生同士の方が良い思い出になるだろう(邪魔したくない)」という気持ちも強く遠慮してしまい、結局大人は大人で話すことになることを学びました。

私が大学生時代も大人の留学生とはあまり関わる機会がなかったのは、そういう理由もあったんだなぁとしみじみ。知らない間に年月が経っていたため、大人になったことを初めて感じたかもしれません。

私の初めての留学についてはこちらで詳しく書いていますので、良かったら読んでみてください。

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留学のメリットとして、観光地もゆっくり楽しめるというのもあります。ヨーロッパだとつい周遊旅行にしがちで、一つの都市の有名どころだけ見て終わり!になりやすいです。私も学生時代はそうでした。でも、一つの都市に長居して、ゆっくりその土地を見て回ることで、その土地の文化や人柄もわかって楽しかったです。特にマルタはイタリアが近いということもあり、イタリアっぽさがあって、ラテンのノリというか、フレンドリーで私はとても好きでした。

マルタは街歩きも楽しく、食事もイタリアに近い感じで、海鮮もあっておいしかったです。2週間の滞在というのもあり、お気に入りのカフェを見つけて通ってみたり、景色のきれいなところでぼーっとしてみたり、日本では絶対に味わえない経験がたくさんできました。日本でだらだら2週間過ごすのと比べたら、何倍も濃い時間を過ごせたと思っています。

また、一緒に観光するクラスメイトという名の友達ができるので、飽きずにいろんなところを回って楽しめます。海外だと安全管理も心配ですが、友達といれば安心です。語学学校でツアーを開催していたりもするので、本当に遊びつつ学べる良い環境と言えるでしょう。留学するなら、寮に入るのがおすすめです。寮で友達と仲良くなるきっかけをつかむことができるはずだからです。

プチ留学のデメリット

さて、肝心の英語力は身についたのか?というと、2週間で得られたものは特になかったと言っても過言ではありません。唯一にして最大のデメリットは英語力は身につかない、ということでしょうか。

語学学校のプログラムと言うのは、基本的には午前中勉強して、午後はフリーなどが基本。本気を出すなら、半日本気で勉強できるでしょう。そうしたとすれば、英語力は上がったかもしれません。

私は、ビジネス英語のクラス(中級以上で入れる)に入り、ビジネス英語の教科書を買ってそのとおりに学びました。へぇ、この単語こういう時に使うんだ、というものはありましたが、もともと英語ができないわけでもなかったことから、特に身についた感覚はありませんでした。自分の語彙力や表現力はやはり足りないな、というもともとわかっていたことを実感する期間だったと思います。

想像通りだったので、特に驚くことはなく、ただ、帰国後も仲良くできる外国人の友達ができて「あの国に行くときはあの人に連絡しよう!」というつながりができたことだけで、十分だと私は思っています。

留学の手順

英語の習得が目当ての人は、セブ島に行って缶詰生活にチャレンジするか、オンライン英会話で疑似缶詰してみたほうがよさそうです。

でも、留学の魅力はここまでメリットなどで語ったとおり、ただ英語力が上がるかどうかが問題ではないのです。いろんな経験をしてみたい!と思った方はぜひチャレンジしてみてください。

私の留学した手順は以下のとおり。私は出国の9日前に学校申し込み以降の手続きをしていました。直前でも全然OKなんです。

  • 留学する国を決める
  • 語学学校を決める
  • 語学学校に申し込む(飛行機からのお迎えも頼みました。これは結構大事。)
  • 宿泊先を決める(寮がおすすめだけど無駄に高かったので私はホテルを予約)
  • 飛行機をとる

意外と上記だけで留学できます。旅行と同じくらい簡単ですね。さすがに10日前からの予約はややそわそわしますので、もう少しゆっくり準備するのがおすすめです。

さいごに

有休消化を留学に使うというのは、滅多に取れない長期休暇だからこそなせることです。私は留学2週間→ヨーロッパ旅行1週間→帰国から1週間後に入社という形で、1か月の有休を楽しみました。

このヨーロッパ旅行というのも、学生時代の留学で出会ったイタリア人の家に泊めてもらうというもので、留学での出会いは本当に貴重です。彼らが日本に来たときは案内してあげる、でwin-winの関係になります。お互いの文化を知る最高の機会になります。

人生を豊かにするために転職したはず。だったら、もっと豊かにするために、ぜひ留学することも考えてみてください。最後まで読んでくださりありがとうございました!

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