恋愛と結婚は別、とよく言われる中のひとつにお金の話があります。お金の価値観は、その人の家庭や友達など育ってきた環境によって人それぞれですが、時として離婚の原因にもなりうる重要なことです。
結婚して家族として一緒に暮らすとなると必ず話しておかなくてはならないお金の話題。抵抗があるという人も多いとは思いますが、ぜひお相手と話し合ってください。
・親からの結婚祝い額はお互いに言わないか、事前に相談して同じ額にする
・資産と負債の状況はお互いに申告しあう
・結婚前の資産をどう取り扱うかを相談する(最初の生活費はどうする?)
結婚祝いは合わせるのが無難
両親から結婚祝いとして大きめのお金をもらうことがあります。
夫婦間でもらった金額に差が出ると、やや気まずい空気が流れることになるでしょう。相手に金額は絶対に言わないと決めるか、事前に相談して同じ金額に合わせるのがおすすめです。
私は、夫と話し合って同じ金額を両親からもらうことにしました。両親からしても、向こうはいくらくらい援助するのかと言うところは、気になるところなはず。両親にお金を要求するようで話しにくいときは次のように話しだしてみてください。
実は相手の親が結婚祝いを~円くらいくれそうなんだけど・・・
うちはどうなりそう?
と相手の話から始めれば、両親とも話しやすいはずです。
今の収入と貯金額を把握する
結婚してもお互いの貯金額を知らないDINKSは意外と多いと言われます。法律的にも結婚前のお金は自分の資産、結婚後のお金は二人の資産になるので、独身時代の貯金はどうでもいいかもしれません。ただ、家族になるので、1人の問題ではありません。資産と負債の状況は、家族になるのですから、伝え合うことが誠実な対応です。
国の統計の情報によると、離婚の理由の上位に「お金の浪費」が挙げられています。相手が何にお金を使うのか、それが自分の価値観と比較してどうなのかは、結婚前に知っておくべき重要な価値観です。
明らかに受け入れられないお金の使い方があった場合、結婚後も喧嘩の原因に必ずなります。相手との価値観のすり合わせを行うようにしましょう。
恋は盲目なので、いつか相手が変わるかもと思うでしょうし、実際に変わらないとは言い切れません。ただ、お金のトラブルや使い方の価値観は、そう変わるものではありません。結婚前にすり合わせることで、離婚の原因にしないことが大切です。
結婚以前の貯金は各自の資産
前述のとおり、法的には、結婚前の貯金は個人の資産、結婚後の貯金は個々人が稼いできたとしても夫婦の資産となります。これまで稼いできたお金を、二人の間でどう取り扱っていくかは事前に話し合っておきましょう。
資産管理の考え方については、以下でパターン別にお金の貯め方や考え方をご紹介しています。また、お金が離婚の原因にもなるという統計情報も掲載していますので、結婚前後に耳の痛い話かもしれませんが、参考にしてください。
結婚直後はどう生活するか?
結婚後の稼ぎが2人のお金になるとはいえ、結婚直後の生活資金がゼロでは家具や家電が準備できないだけでなく、生活ができません。
私たち夫婦は、入籍以前の貯金は個人のお小遣いとして取り扱うこととしました。ただ、結婚直後の生活資金のために、お互い100万円ずつを夫婦のお金とする共同口座にプールし、夫婦のお金に余裕が出てきたら、各自のお小遣いとして返金するシステムを採用しました。
実際、結婚して4年で、完全に家庭のお金が安定し、十分な貯金ができました。家庭のお金が安定した後は、プール金額をお互いの個人資産として、お小遣い口座に移すことになりました。
家計の管理方法が最大の難関
共働きの場合は、家計の管理をどのようにしていくのかが非常に重要です。
個人としてのお金を重視するか、家族としてのお金を重視するのか、価値観によって変わってきてしまい、結婚後も小さなもめごとの原因になります。
どのような家族であるべきかという価値観にもかかわってきますので、相容れない相手と結婚してしまうことがないように、よく話し合っておきましょう!最後まで読んでくださりありがとうございました!